息子と酒
親父から息子に伝達したいものの一つが「酒の飲み方」かも知れません。
実は今年の春に長男が大学に進学して一人暮らしを始めました。
高校を卒業したら、そろそろ一緒に飲めるかな?・・と思っていたのですが、
いきなりの一人暮らしなのでそれもかないません。
しかもよほど親から離れたかったとみえて(笑)、はるか離れた東北。
私の大好物である牛タンのうまい仙台です。(実はちょっとうらやましい・・)
親としても簡単に様子を見に行ったりできる距離ではありません。
送り出す時に、勉強のことよりもまず真っ先に注意したのは、
学生の新歓コンパなどで良く聞く急性アルコール中毒。
なんせ私の頃の部活(体育会系でした)では、
みんなの前で先輩からドンブリに並々と注がれた日本酒を一気飲みしてから自己紹介をさせられた時代でした。
さすがに問題化した近年では、上級生が無理やり飲ませるようなこともなくなっているようですね。(まっ、だいいち未成年ですからねぇ~)
向こうに行ったきり、めったに連絡をしてこない人間ですが、
何ヶ月かして落ち着いた頃、その息子から突然私の携帯にメールが入りました。
「おトウって、酒強いの?」
前も後ろもありません。何週間ぶりかの連絡がわずか10文字のメール。
ちなみに彼は私のことを、勝手に「お(父)トウ」と呼びます。
「人からはそう言われるけどな。なんでや?」と返信。
再び返ってきたメールが
「それでか。友達がみんな酔っぱらうんやけど、オイラだけ酔わないんや」
どうも誰かと飲んでいるうちに、自分が酒に強いことに気がついて遺伝を確かめたくなったようです。
私も学生時代に飲み始めた頃、自分がとんでもなく酒に強いと思った時期がありました。
ですから、そのうち彼が痛い目に会うだろうということもすぐに予感できました。
案の定その何週間後かの何かの飲み会で、前後不覚になり友達に担がれて帰ったとのこと。
若い頃になまじっか自分は強いと思うと、いくらでも飲めると錯覚してしまいます。
そしてそういう人に限ってある血中濃度に達したとたん、急に酔いが来ます。
酒は強さを競うんじゃなくて、楽しくゆっくり飲みながら、むしろ上手に酔うこと。
そのことも、入学前には教えてたんですけどね。
でも、若い頃はそういう経験を積みながら体で覚えていくしかないのかも知れません。
私なんか、いまだに懲りずに経験を積んでいる途上ですから(笑)。
その息子と久しぶりに電話でしゃべることができました。
「オゥ、最近は酒のんでるんか?」
いきなり、こんなことしか聞かない親父も親父です。
自分が忘年会続きなもので、ついつい人も同じだと思ってしまう。
すると「いや、今は禁酒令を出されてる。」と意外な息子の返事。
医者に叱られた肝機能に悩む中年でもあるまいし、
一体どういうこと?と理由を尋ねました。
実は彼は大学の混声合唱団に入っているのですが、
一年間で一番大事な定期演奏会が今週末にあるので、それに備えて声を整えるためだとのことでした。
「へぇ? シビアやなぁ。お父さんは飲んだ方がよく声が出て唄えるぞ」
「そういうレベルの唱やないんや!」と息子。
どうもスナックのカラオケでがなるオヤジの唱とはまた次元が違うようです。(笑)
一年間の練習の成果を見せるというその定期演奏会はいよいよ明日らしい。
春に高校生の姿で送り出した息子がタキシードでステージに立つ姿を、
いま私はイメージするのに苦心しています。
・・・聞きには行けないけれど、がんばれよ!・・・
正月には帰ってくるというので、焼酎を教えることにします。
まだ、芋の味がわかるにはちょっと早いかな?

青葉城恋歌で有名な広瀬川。
実は今年の春に長男が大学に進学して一人暮らしを始めました。
高校を卒業したら、そろそろ一緒に飲めるかな?・・と思っていたのですが、
いきなりの一人暮らしなのでそれもかないません。
しかもよほど親から離れたかったとみえて(笑)、はるか離れた東北。
私の大好物である牛タンのうまい仙台です。(実はちょっとうらやましい・・)
親としても簡単に様子を見に行ったりできる距離ではありません。
送り出す時に、勉強のことよりもまず真っ先に注意したのは、
学生の新歓コンパなどで良く聞く急性アルコール中毒。
なんせ私の頃の部活(体育会系でした)では、
みんなの前で先輩からドンブリに並々と注がれた日本酒を一気飲みしてから自己紹介をさせられた時代でした。
さすがに問題化した近年では、上級生が無理やり飲ませるようなこともなくなっているようですね。(まっ、だいいち未成年ですからねぇ~)
向こうに行ったきり、めったに連絡をしてこない人間ですが、
何ヶ月かして落ち着いた頃、その息子から突然私の携帯にメールが入りました。
「おトウって、酒強いの?」
前も後ろもありません。何週間ぶりかの連絡がわずか10文字のメール。
ちなみに彼は私のことを、勝手に「お(父)トウ」と呼びます。
「人からはそう言われるけどな。なんでや?」と返信。
再び返ってきたメールが
「それでか。友達がみんな酔っぱらうんやけど、オイラだけ酔わないんや」
どうも誰かと飲んでいるうちに、自分が酒に強いことに気がついて遺伝を確かめたくなったようです。
私も学生時代に飲み始めた頃、自分がとんでもなく酒に強いと思った時期がありました。
ですから、そのうち彼が痛い目に会うだろうということもすぐに予感できました。
案の定その何週間後かの何かの飲み会で、前後不覚になり友達に担がれて帰ったとのこと。
若い頃になまじっか自分は強いと思うと、いくらでも飲めると錯覚してしまいます。
そしてそういう人に限ってある血中濃度に達したとたん、急に酔いが来ます。
酒は強さを競うんじゃなくて、楽しくゆっくり飲みながら、むしろ上手に酔うこと。
そのことも、入学前には教えてたんですけどね。
でも、若い頃はそういう経験を積みながら体で覚えていくしかないのかも知れません。
私なんか、いまだに懲りずに経験を積んでいる途上ですから(笑)。
その息子と久しぶりに電話でしゃべることができました。
「オゥ、最近は酒のんでるんか?」
いきなり、こんなことしか聞かない親父も親父です。
自分が忘年会続きなもので、ついつい人も同じだと思ってしまう。
すると「いや、今は禁酒令を出されてる。」と意外な息子の返事。
医者に叱られた肝機能に悩む中年でもあるまいし、
一体どういうこと?と理由を尋ねました。
実は彼は大学の混声合唱団に入っているのですが、
一年間で一番大事な定期演奏会が今週末にあるので、それに備えて声を整えるためだとのことでした。
「へぇ? シビアやなぁ。お父さんは飲んだ方がよく声が出て唄えるぞ」
「そういうレベルの唱やないんや!」と息子。
どうもスナックのカラオケでがなるオヤジの唱とはまた次元が違うようです。(笑)
一年間の練習の成果を見せるというその定期演奏会はいよいよ明日らしい。
春に高校生の姿で送り出した息子がタキシードでステージに立つ姿を、
いま私はイメージするのに苦心しています。
・・・聞きには行けないけれど、がんばれよ!・・・
正月には帰ってくるというので、焼酎を教えることにします。
まだ、芋の味がわかるにはちょっと早いかな?
青葉城恋歌で有名な広瀬川。


